★本年度から新規事業として新しい取り組みを始めます。
継続して実施する「親子で学ぶ『佐倉の文化財』」シリーズで、本年度は『親子で学ぶ武士の生活』をテーマにした内容で実施します。
【趣意】
小学高学年生(4年生、5年生、6年生)を対象に、夏休み期間中の課外学習を応援する形で実施。
【内容】
本シリーズの事業は、地域の歴史・郷土の先覚者・佐倉の文化財をわかりやすく、現地で見ながら、楽しみながら、学んでいく内容で、この後もテーマを変えながら継続的に実施していきます。
今年度は、佐倉市が一般公開している文化財施設「佐倉武家屋敷」を見学しながら、≪サムライ(武士)の暮らし≫をテーマに、江戸時代のサムライの「生活」や「ならわし」、住んでいた住居などについて学びます。
【実施概要】
◇実施予定日: 8月23日(土曜日)、午前9時30分~11時30分
◇集合場所: 佐倉武家屋敷駐車場 午前9時
◇前半は資料などを見ながら「サムライの暮らし」についての話。後半は武家屋敷を見学しながらサムライの日常生活の様子を学ぶ。
◇保護者は希望応じて参加可能。
◇参加費は一人50円(保険料)
◇問い合わせ先:
佐倉市中央公民館(043-485-1801)
★申し込みは、佐倉市内、特に佐倉地区の小学生を優先させていただきま す。詳しくは中央公民館にお問い合わせください。
≪終了≫
年間の定例行事になった本佐倉城(跡)史跡ウォーキングを11月9日(土) に実施した。
この行事は、佐倉城下町400年記念協賛事業として実施しており、当日は少々曇り空であったが、まずまずのコンディションで予定通りの行事を無事終了する事が出来た。
「事前予約不要、当日現地受け付け」の形式で、同じ内容を午前と午後に行うもので、午前の部は朝9時に京成大佐倉駅前を出発し11時45分に帰着、午後の部は1時に出発して3時45分に帰着という時間割で進めた。
当日は近隣の他のイベントと重なり、午前、午後合わせて40名とやや参加者が少なかったが、スタッフ8名が加わり和やかな楽しいイベントを実施する事が出来た。
最近はHPを見て参加したと東京や横浜からの参加があったり、全体として佐倉市以外の参加者の比率が高まっており、そうした人たちから、「せっかくこうした機会があるならば、1日コースで近辺の史跡案内もしてほしい」 という意見が寄せられている。 来年からはこれらを活かしたコース・時間設定も考えていきたいと考えている。
一方、「本佐倉城跡に初めて来た」、「こんな貴重な文化遺産がある事を知らなかった」、という佐倉市民が多いいことも毎回実感している。(福山)
6月1日(土) 、当団体が企画運営する本年度春期の本佐倉城(跡)見学会を実施した。
本年度もこの春期見学会は佐倉城下町400年記念協賛事業として、また千葉県民の日賛同事業として行っており、当団体の定例行事の一つになっている。
同じコースを巡る見学会を午前と午後の二回に分けて行う内容であるが、好天にも恵まれ予想以上の参加者で、賑やかな見学会を無事終えることができた。 「事前予約不要・当日現地受け付け」、「保険料・資料代込みで100円」という事もあり、手軽に屋外行事に参加できる事が今回の好評につながったものと思っている。
午前の部は、朝9時に京成大佐倉駅前を出発し11時半に帰着、午後の部は、1時に出発して3時半に帰着という時間割で行った。午前が41人、午後は17人の一般参加者があり、組み分けをした後に当NPOスタッフ9人が、それぞれにコース案内やガイドを行った。
最近は佐倉市以外の地域からの参加者も多くなり、また子供連れの家族などの参加もみられ、史跡巡りのウォーキングを夫々に楽しんで頂く事ができた。
当NPOは、国史跡になっている「本佐倉城跡」を広く地域の人に知ってもらい、保全についての理解と同時に、この貴重な文化遺産を地域の誇りにしてほしいと願っている。今回の見学会を終えて、そうした目的にも少しづつ寄与できるようになってきたと考えている。
「写真で巡る佐倉城下町」というタイトルで4月20日(土)に講座を開いた。
120枚ほどの城下町佐倉の風景・建造物・史跡跡・寺社・記念碑などの写真を、あたかも散策しているかの順序でスクリーンに写しながら説明を加える進め方で、この講座は他でも何回か実施しており、実際に歩けばたっぷり1日かかるのを、短時間で、しかも歩くのが苦手の人にも参加できるという事もあって、当団体が行う講座の一つとして非常に好評である。
今回も、城下町佐倉の全体像を説明した後、旧城下町を西から東に歩きながら所々のポイントで立ち止まって説明するという想定で進め、休憩をはさんだ2時間の講座であったが受講者の感想も好評だった。
外部講師を招いて行っている会員による郷土史研究は、24年度も月一回の定例行事として活動し、テーマ及び参加者の内訳は以下の通りであった。
実施日 | テーマ | 参加人数 |
4/21 | 戦国時代の総絵図解説 | 15 |
5/7 | 中世城郭・本佐倉城跡で発掘された古銭 | 14 |
6/4 | 日本の古銭・緡銭について | 9 |
7/2 | 玉縄北条氏と宝金剛寺 | 12 |
8/6 | 酒々井風土記解説 | 12 |
9/2 | 中世武士の出陣次代 | 10 |
10/1 | 佐倉市公開展示「佐倉順天堂」 | 12 |
11/5 | 千葉県の中世の歴史一般 | 10 |
12/3 | 近世佐倉城と古河城の比較 | 10 |
1/7 | 本佐倉城に関する年代別関係資料の考察 | 10 |
2/4 | 中世における印旙地方の歴史一般 | 11 |
3/4 | 北総の名刹についての考察 | 13 |
中世城郭跡として千葉県内最初の国史跡になった本佐倉城跡。この本佐倉城について歴史に興味のある仲間が集まって学び、2月16日に最終回を終了した。
開講日: 2012年9月 ~2013年2月 原則として毎月第三土曜日
全7回。
場 所 : 佐倉市立中央公民館
講座内容:
日 程 | 主な内容(予定) | |
1 | 9月15日(土) |
(1)本佐倉城の概要 (2)本佐倉城の惣構えと縄張り (3)本佐倉城の地理的環境と各郭の形状・機能 |
2 | 10月20日(土) |
(1)中世城郭の特徴と見方 (2)城郭用語の解説 (3)千葉氏の栄枯盛衰の歴史(概要) |
3 | 11月10日(土) | (1)本佐倉城跡現地学習 |
4 | 11月24日(土) |
(1)本佐倉城跡発掘調査の解説 (2)本佐倉城跡近辺の遺跡・史跡 (3)戦国時代の千葉氏の動向 |
5 | 12月15日(土) |
(1)千葉氏が本佐倉に本拠を構えた背景・理由 (2)小田原北条氏の房総進出と千葉氏の関係 (3)千葉氏と妙見信仰及び千葉氏の家紋 |
6 | 1月19日(土) | (1)本佐倉城跡現地学習 |
7 | 2月16日(土) |
(1)本佐倉城跡近辺の古刹と石仏・石塔 (2)将門山周辺の史跡 (3)徳川家康の関東入国と本佐倉城の命運 |
本年度二回目の本佐倉城跡見学会を、小春日和の絶好の天気の下11月10日(土曜日)に行った。今回は従来の見学会要項を少し変更し、参加者が気楽に参加できるよう事前申し込み不要として当日に臨んだ。蓋を開けるまで参加者数が気になったが、結果は予想以上の参加者があって成功裏に見学会を終える事ができた。
集合場所は京成電車大佐倉駅であるが、午前の部は9:30スタート、午後の部は13:00スタートとし、午前、午後は同じコース・内容のウォーキングで、参加者は午前または午後のスタート時間に現地に来て参加申し込みをすれば良く、申し込み手続きも保険及び資料代として100円の支払いと、氏名・連絡先の記入だけの簡単なものである。
始まる前までは午前と午後合わせて50名位の参加者を予定していたが、好天だったことも幸いして午前が39名、午後が23名、その他に当NPOのスタッフ8名が運営や参加者のサポートに当った。
参加者を7~8名の少人数に組み分けし、スタッフが城跡や近くの古刹をガイドをしながらウォーキングするのであるが、ガイドを担当するスタッフは、日頃、中世の城郭や本佐倉城についての知識習得を行うと同時に、ガイドの仕方などについても現地で何回も研修を行い当NPOの認定を受けた者である。
また、この度当NPOでは団体のロゴとネームを入れたユニホームと帽子を新調し、当日がそのお披露目の機会でもあった。そのような事もあって今回はスタッフのガイドにも特別の思いがあったのではなかろうか。
中世の城郭は立地条件が非常に重要であり、そんな理由もあって城跡が存在する場所は一般的に極めて景観が素晴らし所に存在しているいえる。本佐倉城はその典型で、特に俗称ビューポイントと呼んでいる高台からは、遠くまで広がる印旛沼の干拓跡の田園風景や、その先の下総台地上に筑波山が、更に天気の状態では男体山を望む事ができる。
本佐倉城跡に来るのは初めてという参加者も多く、秋晴れの空の下暫し中世の武士の世界へタイムトリップして、紅葉が進んでいる里山歩きを楽しまれたようであった。
本佐倉城跡は平成10年に国史跡になり、最近は城跡全体の整備も行き渡り散策には絶好の場所になっている。お城に関心がある無しにかかわらず、ウォーキングコースとして体力に応じて色々コースを選択する事も出来るので、散策場所として多くの方が訪れるようになった。
今回の見学会参加者の内佐倉市内の方は60%で、40%が市外の方であった。これは意外な結果と受け止めているが、イベント情報誌の掲載依頼をあちこちにお願いした結果が現れたものと受け止めている。また横浜市といった遠方からの参加者があったが、ホームページでイベント情報を発信した事も奏功したと考えている。
ー以上ー
6月9日(土) 、当団体が企画運営する本佐倉城(跡)見学会を実施した。
今回は佐倉城下町400年記念協賛事業として、また千葉県民の日賛同事業として届け出た見学会で、定員30名に限定して参加者の募集を行った。
また、実施要項も朝9時30分に京成大佐倉駅前を出発するのは同じであるが、半日コースと1日コースが選べる内容で、1日コースでは、城跡のみならず途中昼食をはさみ近辺の千葉氏ゆかりの古刹や史跡を巡る内容で、このように同日の見学会で二つのコース設定をしたのは今回が初めての試みであった。
当日は朝からすでに雨模様であったが、午前中は小雨という予報を信じて実施を決断した。しかし一日雨模様という事で最初から欠席の方も多かった。
安全を最優先に、コースや時間はその時の状況で変更する旨を参加者に理解していただき、入念なブリフィングの後、スタッフ6名を含む総勢24名が半日コースと1日コースに分かれて大佐倉駅を出発した。
当初予定のコースや時間は多少変更を余儀なくされたが、午前中のコースは12時過ぎに、1日コースは2時半頃に、事故もなく全員が大佐倉駅に帰り着いた。
この見学会において、悪天候のコンディションにもかかわらず、参加者全員が不満や愚痴も言わず、終始スタッフの進め方に協力下さった事に深く感謝する次第です。
今回の見学会は、「雨天中止」で募集案内していたにもかかわらず、結果的に雨の中の実施を断行する形になった。しかし、今後の事を考えるとて、天候の良しあしによる実施可否の判断基準と、雨天中止の場合の代替案についてもよく検討しておく必要性を痛感した。
3月27日、桜の開化には少し早かったが風もなく絶好の天候に恵まれ、総勢36名で陸上自衛隊習志野駐屯地の見学に出かけた。
この駐屯地は、小説(ドラマ化もされた)「坂の上の雲」にも登場する「秋山好古」が騎馬隊を育てた地でもあり、今は陸上自衛隊最強といわれる第一空挺団と特殊作戦群を擁する精鋭部隊が駐屯している。
最初に習志野駐屯地や第一空挺団の歴史をビデオを見ながら説明を受け、その後、広大な敷地の中、施設や隊員の訓練の様子を見学した。
空挺部隊というのはパラシュート部隊のことで、進出が難しい目的地に航空機を使って隊員や物量をパラシュートで展開し、着地した後はサバイバルを中心にレンジャーの任務も求められ、それに備えるための厳しい訓練と、それを支える強靭な体力の保持に隊員は取り組んでいる。
降下装備品の手入れやその確認作業、初期に行うロープでの降下訓練など、基礎的な訓練も万が一ミスがあれば大きな事故につながる事から、緊張しながら繰り返し繰り返し訓練が行われていた。
各ステップを何十回、何百回と繰り返し訓練し、体で覚えて次のステップへと進み、最後は高さ83メートルもある鉄塔の上からの降下訓練が待っている。これに合格してやっと実機からの降下訓練に移るという、この長い厳しい訓練に多くの若い隊員たちがチャレンジしている。
国を守るという主要任務の他にも、災害派遣や国際協力、テロ対策など、国や国民の安全と生命を守るため、日夜厳しい訓練を続けながら備えている部隊です。
昨年3月11日の東日本大震災時の彼らの救助・支援・復旧活動は、私たちの心に今も感謝と大きな感動として残っています。
基地内を歩いていると、ひときわ威厳のある美しい建物が目に入ります。「空挺館」というこの建物は大正5年に建設され、天皇が行幸時に「御馬見所」(ごばけんじょ)として使われた建物で、今は資料館になって内部には第二次世界大戦時の資料が展示されている。長い年月が過ぎても、国を守る事に命をかけた若者たちの写真を見ると何時も胸が熱くなります。
この建物の2階につながる階段は、天皇の体力に合わせて踏み板の高さが決められ、1段目の高さだけは少し低く造られているという事を聞いて、何か少し気持ちが和らぐ思いがした。
今回、ほぼ全員が習志野駐屯地内に入るのは初めてという事もあって、わくわくしながら朝10時から午後3時近くまで充実した見学会になった。
昼食は体験喫食で、清潔感のある広い食堂で隊員と同じメニューの食事をいただいた。因みに当日のメニューはカレーライスで全員が完食した。
また、駐屯地内には売店もあり、外では手に入らない珍しいものもあって、眺めるだけの人、土産に買う人あり、各々が昼食時のひと時を楽しんだ。
第一空挺団見学会は、参加者にとって貴重な体験だったようで、皆さん「楽しく有意義な一日だった」と感謝されながら、4時頃に予定の市立美術館前駐車場で解散となった。
今回、私たちの見学会に当たり、事前の調整や当日の案内等にお世話下さった習志野駐屯地広報班の皆様、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。